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MIRAI事業部

アンカー 1

新しいオリゴ糖「シクロカサオドリン」

-シクロデキストリンの構成糖をグルコサミンで置き換えた

環状グルコサミンの合成に世界で初めて成功-

シクロデキストリン→シクロカサオドリン.png

コガネイMIRAI事業部は鳥取大学と共同で、液相電解自動合成装置を用いて、シクロデキストリンの構成糖であるグルコースをグルコサミンで置き換えた、新しい環状オリゴ糖の合成に成功しました。

今回合成した環状オリゴ糖は、鳥取大学の所在地である鳥取県東部に伝わる「因幡の傘踊り」のしゃんしゃん傘に形が似ていることから、「シクロカサオドリン」と名付けました。

今回、新たなプロセスとして電気化学的な酸化反応(電解酸化)を組み込んだ合成プロセスePIC(Electrochemical Polyglycosylation-Isomerization-Cyclization Process:電気化学グリコシル化重合―異性化ー環化プロセス)を用い、環状グルコサミン合成の自動化を実現しました。

シクロカサオドリンの展望

環状グルコサミン「シクロカサオドリン」は、シクロデキストリンが持つ薬剤包接などの効果に加え、エタノールなどへの溶解度の改善、生体内での構造安定性の向上などの効果が期待されます。

今後の展開として、

・ドラッグデリバリーやイメージングなどの生体内での分子送達

・殺菌剤・殺虫剤(酵素阻害剤としての機能を想定)

・シクロデキストリンの代替・機能向上(安定性や包接能の違いを利用)

などの用途を中心に、広く連携を募り用途開発を進めます。また、新たな構成糖(例えば、ガラクトサミンやマンノサミンなど)による環状オリゴ糖の開発も推進します。

弊社のオリゴ糖合成関する疑問、用途等の提案、共同研究の依頼などございましたら、

お気軽にお問合せください。

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